竸基弘賞について

竸基弘賞は、1995年1月17日に阪神淡路大震災で倒壊したアパートの下敷きになり23歳の若さでなくなった、当時神戸大学大学院の博士前期課程1年生であった竸基弘(きそいもとひろ)氏にちなんで、レスキューシステムの研究開発に顕著な貢献のあった原則として40歳未満の若手の研究者、技術者を表彰し、研究開発を奨励することを目的とした賞です。

竸基弘氏は神戸大学大学院で視覚と力学を融合したロボットによる知的マニピュレーションについての研究をしており、将来は人を癒すロボットの研究開発に取り組む夢を持っていました。この賞は竸基弘氏の遺志を継ぎ、人を助けるレスキューに関連するシステムの研究開発に対する業績を表彰の対象としています。

国際レスキューシステム研究機構の事業のひとつとして、阪神淡路大震災から10年を経た2005年1月17日から開始。年1回、自薦他薦を含めて幅広く候補者の推薦を募り、防災、情報、ロボット、医学、心理学などのレスキューシステムに関連する各分野から選ばれた委員により構成された選考委員会で厳正な審査を行い、受賞者を決定し、授賞式を執り行っています。
また、レスキューロボット、レスキューシステムを志す研究者や技術者の裾野を広げるため、2009年度より、工学系の学生を対象にした竸基弘賞の「奨励賞」を新設いたしました。「レスキューロボットコンテスト」「計測自動制御学会SI部門講演会」参加学生を対象に「奨励賞」の選考と授賞を行っています。さらに、2010年度からは「ロボカップジュニアレスキューチャレンジ」参加者を対象にした奨励賞も始めました。 2014年度からは、5年に1度、医学部門業績賞、心理学部門業績賞の表彰を行うこととなりました。

応募要領

2010年度から、年齢制限を大幅に超えない応募を受け付けることにいたしました。
40才以上の研究者・技術者の方からの応募も是非お待ちしております。

授賞式開催報告書

竸基弘賞の過去の授賞式開催報告書はこちらから

本事業は主旨に賛同いただける関係各位からの寄付によりその表彰活動を行っています。引き続き、皆さまのご賛同をいただきたくお願い申し上げます。
寄付方法などについては募金趣意書をご覧ください。

※これまで、賞の趣旨に賛同いただいた多くの方々よりご好意を頂戴いたしました。ここに、あらためてお礼申し上げます。
竸基弘賞寄附者リスト

これまでの受賞者

※( )内は受賞当時の所属
第13回 2017年度各部門受賞者
【学術業績賞】 橋本 健二(早稲田大学高等学院)
【学技術貢献賞】油田 信一(芝浦工大大学 工学部 電気工学科)
【ロボカップジュニアIRS賞】『Intergrated Circuit』(金廣 理央、西澤 英志、矢頭 華蓮)
【レスキューロボットコンテスト奨励賞】『レスキューHOT君』近畿大学 ロボット工作研究会
【レスキュー工学奨励賞】藤田 政宏(東北大学大学院)
第12回 2016年度各部門受賞者
【学術業績賞】 吉田智章(千葉工業大学未来ロボット技術研究センター)
【ロボカップジュニアIRS賞】『Aster』(小辻素良、緑川琳久)
【レスキューロボットコンテスト奨励賞】『MS-R』金沢工業大学夢工房
【レスキュー工学奨励賞】櫻井 伸之介(長岡技術科学大学)
第11回 2015年度各部門受賞者
【学術業績賞】 亀川哲志(岡山大学)
【技術業績賞】 木村哲也(長岡技術科学大学)
【特別賞学術技術貢献賞】 広瀬茂男(㈱ハイボット、東京工業大学名誉教授)
【ロボカップジュニアIRS賞】 『AFG』(工藤創生、碓氷武旺、小山秀太)
【レスキューロボットコンテスト奨励賞】 大阪工業大学モノラボロボットプロジェクト『大工大エンジュニア』
【レスキュー工学奨励賞】 市村友哉(東北大学)
第10回 2014年度各部門受賞者
【学術業績賞】 昆陽雅司(東北大学  NPO国際レスキューシステム研究機構)、深尾隆則(神戸大学)
【技術業績賞】 岡田聡(㈱日立製作所)
【医学部門業績賞】 近藤久禎(国立病院機構災害医療センター、厚生労働省DMAT事務局)
【心理部門業績賞】 若島孔文(東北大学)
【特別賞功績賞】 高森年(神戸大学名誉教授)
【ロボカップジュニアIRS賞】 『花鳥風月』(竹間義明、佐藤潤一)
【レスキューロボットコンテスト奨励賞】 大阪市立都島工業高校『都工機械電気』
【レスキュー工学奨励賞】 吉本昌弘(京都大学大学院)
第9回 2013年度各部門受賞者
【学術業績賞】 衣笠哲也(岡山理科大学)
【技術業績賞】 該当なし
【特別賞学術技術貢献賞】 柴田崇徳(産業技術総合研究所、東京工業大学、マサチューセッツ工科大学)
【ロボカップジュニアIRS賞】 『のーべる』(上田大智、大鶴啓介、酒井大輝
【ロボカップジュニアIRS賞】 『技志向アルファ』(太田佳佑、澤田祥鷹、早瀬龍一)
【レスキューロボットコンテスト奨励賞】 愛知工業大学『長湫ボーダーズ』
【レスキュー工学奨励賞】 川尻将大(北海道大学)
第8回 2012年度各部門受賞者
【学術業績賞】 伊藤一之(法政大学)
【技術業績賞】 岩野優樹(明石工業高等専門学校)
【特別賞技術貢献賞】 小栁栄次(千葉工業大学)
【ロボカップジュニアIRS賞】 『Two Peace』(是澤真由、田中智大)
【レスキューロボットコンテスト奨励賞】 神戸市立科学技術高等学校科学技術研究会『なだよりあいをこめて』
【レスキュー工学奨励賞】 山本将太(北海道大学)
第7回 2011年度各部門受賞者
【学術業績賞】 永谷圭司(東北大学)
【技術業績賞】 黄雅雯(東京工業大学)
【特別賞】 Quince開発チーム(千葉工業大学、東北大学、工学院大学)
【ロボカップジュニアIRS賞】 『Free Walker』(行成元気、鈴木啓太)
【レスキューロボットコンテスト奨励賞】 金澤工業大学 夢工房 MS-R
【レスキュー工学奨励賞】 佐伯一夢(神戸大学)
第6回 2010年度各部門受賞者
【学術業績賞】 中西弘明(京都大学)
【技術業績賞】 青木岳史(千葉工業大学)
【特別賞技術貢献賞】 アダム・ジェイコフ(アメリカ国立標準技術研究所)
【ロボカップジュニアIRS賞】 『HIBISCUS』 (山村衣織,博多女子中)
【レスキューロボットコンテスト奨励賞】 大阪電気通信大学『自由工房』(救命ゴリラ!B)
【レスキュー工学奨励賞】 川端玄太(北海道大学)
第5回 2009年度各部門受賞者
【学術業績賞】 多田隈建二郎(大阪大学)
【技術業績賞】 下羅弘樹((独)産業技術総合研究所)
【特別学術貢献賞】 ロビン・マーフィー(テキサスA&M大学)
【レスキューロボットコンテスト奨励賞】 岡山県立大学ロボット研究サークル『メヒャニカ』
【レスキュー工学奨励賞】 諌山真吾(神戸大学)
第4回 2008年度各部門受賞者
【学術業績賞】 山下淳(静岡大学)
【技術業績賞】 土井智晴(大阪府立高専)
第3回 2007年度各部門受賞者
【学術業績賞】 大野和則(東北大学)
【技術業績賞】 目黒淳一(早稲田大学) 【学術貢献賞】 田所諭(東北大学)
第2回 2006年度各部門受賞者
【学術業績賞】 畑山満則(京都大学防災研究所)
【技術業績賞】 羽田靖史((独)理化学研究所)
第1回 2005年度各部門受賞者
【学術業績賞】 塚越秀行(東京工業大学)
【技術業績賞】 城間直司(国際レスキューシステム研究機構)

竸基弘賞の国際化について

世界的な学会IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)の国際会議IROS(International Conference on Intelligent Robots and Systems)において発表された,レスキューシステムに関する優秀な論文を表彰するIEEE IROS Best Paper Award on Safety, Security, and Rescue Robotics in memoryof Motohiro Kisoi の創設が認められ,2016年から表彰を開始いたしました。

IEEE International Conference on Intelligent Robots and Systems (IROS) Best Paper Award on Safety,
Security, and Rescue Robotics in memory of Motohiro Kisoi

これまでの受賞者
IEEE IROS Best Paper Award on Safety, Security, and Rescue Robotics


※( )内は受賞当時の所属
第12回 2016年度各部門受賞者
【受賞者】Shiquan Wang, Hao Jiang and Mark R. Cutkosky (Stanford University)
【受賞論文】A Palm for a Rock Climbing Robot Based on Dense Arrays of Micro-Spines
【選考委員長】 Fumitoshi Matsuno (Kyoto University)
【選考委員】 Hajime Asama (The University of Tokyo), Robin Murphy (Texas A&M University), Richard Volyes (Purdue University), Satoshi Tadokoro (Tohoku University)